【2019年10月24日公開2020年10月更新】
当ブログをご覧戴き有難う存じます✨
筆者の小幡リアン@nazekiniです。
子供の頃は、むしろ嫌いなケーキだったモンブラン。
それなのにここ数年、異様に食べたくなる━
ナゼそんなにモンブランを欲するのか、調べてみました。
よろしくお願いいたします。
モンブランとは
モンブラン=mont blanc(白い山)
とかいって白くないじゃん、と思わなくもないですが、仕上げに振りかける粉糖が山に積もった雪みたいね、ってことですよね、おそらく。
ちなみにWikipediaによると、モンブランの名前の由来はアルプス山脈Mont Blanc、だそうです。
さて、一般的にモンブランとは栗をふんだんに使ったケーキのこと。
スポンジケーキなどの土台の上に、ペースト状にした栗クリームを、そばみたいにうねうね載せ、トッピングに栗の甘煮、というスタイルが定番。
つまり、モンブランは小麦粉と栗と砂糖と脂(クリーム)で出来ています。
【なんちゃって薬膳】について
韓流ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」を観て以来、薬膳&漢方にハマっている私↓
食材について、薬膳的な効果を調べずにはおられないようになりました。
とはいえ、基本的には”旬のものを食べるだけ”という気軽なモノ、したがって【なんちゃって薬膳】としております。
モンブランは栗をふんだんに使ったケーキ。
ということで、栗について薬膳的にどうなのかを調べてみました。
栗の旬
栗の旬は秋、a-ha それは今。
品種によって熟す時期が違うようですが、おおまかには9月中旬から11月頃までが栗の旬のようです。
栗はナッツ類で、ミネラル豊富、カリウムが多い(むくみをとる)
渋皮に含まれるタンニンはポリフェノールの一種。
抗酸化作用でアンチエイジング、美肌効果?
栗にふくまれるビタミンCも加熱してもこわれにくく、ビタミンB1も豊富です。
ビタミンB1は、豚肉にも多く含まれ、糖質をエネルギーに変換するそうです。
栗の薬膳的効能
栗の薬膳的効能は、
- 体を温める
- 血流をよくする
- 胃腸の調子を整える
- 美肌効果
- むくみをとる
- 腎機能を上げる
などなどが挙げられます。
【脾】(ざっくり胃とその周辺)に作用し、緊張を緩和する働きがあり、体を温める【温性】の食材です。
また、栗は【腎】の働きを助ける(腎機能を上げる)作用があるとのこと。
薬膳における【腎】とは、腎臓とそれにかかわる周辺機能のことを指しています。
【腎】の弱りはズバリ老化。
腎機能そのものの低下(トイレが近くなったり)や腰痛を招くことからも、ご想像に難くないと思います、ヨボヨボ。
ですので、【腎】に作用する栗はアンチエイジング食材ともいえるワケです。
栗は黄色い食材でもあります。
特に土用には黄色い食材を積極的に摂って【脾】を養生するという薬膳。
土用、つまり土は体の土台、養分や水分を吸収する部分=消化吸収を担う部分を養う期間。
秋に旬を迎える栗、秋土用にぴったりの食材でもあります。
故に我モンブランを欲す
疲労していると甘いモノが欲しくなるとか、ストレスがたまると甘いモノがほしくなるとか、よく耳にします。
つまり私はくたびれている。
甘いもの、薬膳でいう【甘味】には胃腸の働きを助ける作用があります。
つまり疲労を感じるときは、胃腸もくたびれている。
故に我【甘味】を欲す、と。
ちなみに、中国家庭料理研究家でご高名なパン・ウェイ(敬称略)のサイトでは、栗は咸(鹹)=塩辛い(塩分が含まれているという意味ではない)とあります↓
家庭の薬膳 第2回 白菜|中国食養生研究家パン・ウェイのウェブサイト|大陸情韻
また、私事で恐縮ですが、コーネンキ(更年期)に入ってからは腰痛に悩まされることがめっきり増えました。
【腎】が弱ると出る腰痛、【腎】に作用する栗。
まとめると、 腰痛予防にモンブラン⁈(そうなのか?)
【腎】の弱りは老化現象、ということで、道理で子供の頃は嫌いだったワケですねモンブラン。
若いから必要なかったんですね、栗の効能は。
ナゾは全て解けた。
初老のおやつはモンブラン、と日記には書いておこう。
おあとがよろしいようで。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました♪