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旬のものを食べるだけ【なんちゃって薬膳】実践中、#猫目宝石と申します。
2023年7月20日から春の土用に入ります。
今回の【なんちゃって薬膳】は土用の過ごし方について。
よろしくお願いいたします。
【なんちゃって薬膳】について
韓流ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」を観て以来、薬膳&漢方にハマっている私↓
食材について、薬膳的な効果を調べずにはおられないようになりました(笑)
また、二十四節気、七十二候などを知り、季節に合った過ごし方なども意識するようになりました。
とはいえ、基本的には先述した通り、旬の物を食べるだけの気軽なもの。
したがって【なんちゃって薬膳】と自分では呼んでおります。
土用とは
土用とは、”土旺用時”の略語だそうで、土が旺盛に働く時期という意味で陰陽五行説に基づいたもの。
立春、立夏、立秋、立冬の前約18日からそれぞれの前日までの期間を指し、
春→土用→夏→土用→秋→土用→冬→土用
と、年4回ある季節の変わり目のことです。
土用の期間は、土の神様(土公神)がいらっしゃるので土を動かすようなことはしてはならない、とされています。
これは、季節の変わり目は体調を崩しやすいので、無理せず過ごしましょうという意味ではないかと捉えています。
土を動かす、つまり、農作業や引っ越しなどは控えて、次の季節に備える期間。
土用の中には「間日(まび)」というものもあり、間日には土公神様がお留守になるのでその日には土の作業をしてもよいとされているのも面白いところです。
間日は季節によって決められているそうです。
春は、巳の日、午の日、酉の日。
夏は、卯の日、辰の日、申の日。
秋は、未の日、酉の日、亥の日。
冬は、寅の日、卯の日、巳の日。
お気づきかと存じますが、干支にちなんでいます。
特に「土用の丑の日」は有名で、土用の丑の日にはウナギなど”う”の付くものを食べるといいと言われていますが、これは、陰陽五行の「相克」という考えに基づいたものからきているそうです。
土用に食べるといいとされるもの
陰陽五行説では、
春は木(緑が盛んになる時期)
夏は火(火のように暑い時期)
秋は金(金属のように冷えやすい時期)
冬は水(水のように冷たい時期)
土用は土(物事を育む時期)
とされています。
また、季節にも十二支があてがわれており、
春は、寅、卯、辰
夏は、巳、午、未
秋は、申、酉、戌
冬は、亥、子、丑
となっています。
「相克」とは、互いに勝とうとして争うことを指しますが、陰陽五行では木は土に、土は水に、水は火に、火は金に、金は木に勝つ(克つ)とされているので、相対する季節に当たるものを食べて打ち勝つ=季節の変わり目を乗り切ろう、という考えがあります。
冬土用の入りは現在の1月(丑の月)
春土用の入りは現在の4月(辰の月)
夏土用の入りは現在の7月(未の月)
秋土用の入りは現在の10月(戌の月)
「土用の丑の日にうなぎを食べる」というのは、夏に対して冬土用の入りに当たる丑の月の、”う”の字がつく食べ物を食べる、というもの。
陰陽五行には色(五色)もあるので、
春土用には「い」の付くもの、白いもの
夏土用は「う」の付くもの、黒いもの
秋土用は「た」の付くもの、青いもの
冬土用は「ひ」の付くもの、赤いもの
を食べるといいとも言われています。
夏土用に摂りたい食材
夏土用は丑の日に、「う」の付く食べ物や黒い食べ物を摂るといいとされています。
2023年、令和5年の春土用は4月17日から5月5日までで、この間、丑の日は7月30日(日)です。
うの付く食べ物、黒い食べ物、夏に旬を迎える食材では、
- 瓜
- 胡瓜
- しじみ
- きくらげ
また、薬膳では夏は赤い食材を摂るとよいとされているので、
- スイカ
- トマト
などもいいですね。
また、
- 梅干し
- うどん
などは、うの付く食材。
消化の良いうどん、殺菌効果の期待できる梅干しはこの時期に積極的に摂りたいものですね。
土用といえばうなぎが有名なところですが、うなぎの旬は寒い時期ともいわれています。
また、薬膳では土用の時期には【脾】(ざっくり胃とその周辺関係)を養生しましょうとも言われています。
土用におすすめの食材は、穀類、芋類、豆類など、噛んでいると甘くなる食材。
腹八分、またはちょっと足りないくらいの量をよく噛んで。
脾は湿気に弱いので、余分な湿気をためこまないよう、軽く運動をして発汗させたり、また「芳香化湿」といって、薬膳では香りのよいものは水分代謝をよくすると言われています。
- しそ
- しょうが
- みょうが
なども積極的に摂りたいところです。
土用の過ごし方
土用は季節が移り替わる期間で、この時期は、土=体の土台も整える時期。
体の土台は、食物の栄養を消化吸収する【脾】=胃腸にあるというのが東洋医学の考え方でもあります。
【脾】に作用する黄色い食材を積極的に摂る他、少食を心掛け胃腸への負担を減らす、冷たいものは避ける、スイーツ(加糖された加工食品)も控えめに。
また、季節の変わり目は体調を崩しやすかったり、気持ちが不安定になることもあることから、新しいことを始めるのは避け、静かに過ごすこと、掃除や整理整頓、瞑想、整体などデトックス=心身の浄化にあてることがすすめられています。
以上、土用の過ごし方と夏土用に食べるといいとされるもののお話でした。
最後までお読みいただき、
ありがとうございます♪