ここが困ったコーネンキ

更年期になって困ったこととその対策の体験談

【立春】薬膳にハマって二十四節気や七十二候を意識するようになったお話【なんちゃって薬膳】

 


ここが困ったコーネンキをご覧戴き有難うございます

 

今回は薬膳と季節のお話です。

よろしくお願いいたします。

AIによる読み上げはこちら↓(約6分)

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【なんちゃって薬膳】について

 

韓流ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」を観て以来、薬膳&漢方にハマっている私↓ 

www.nazekini.com

 

食材について、薬膳的な効果を調べずにはおられないようになりました(笑)

 

とはいえ、基本的には先述した通り、旬の物を食べるだけの気軽なもの。

したがって【なんちゃって薬膳】と自分では呼んでおります。

 

そして、この「旬の物を食べる」ということで季節を意識するようになり、二十四節気七十二候に興味を持つようになりました。

 

 

二十四節気とは

 

二十四節気とは、古代中国で作られたとされているのことだそうです。

季節の移り変わりを知ることができるため、農業で重宝されたのだとか。

 

ざっくりいうと、1年を4つに分け、それをさらに分けたものが二十四節気

 

分け方は

  • 二至二分=冬至、夏至、春分、秋分
  • 八節=立春、立夏、立秋、立冬を二至二分に加えたもの
  • 二十四節気=八節を3等分したもの

となるそうです。

 

七十二候とは

 

七十二候とは、二十四節気を一気ごとに、初候、次候、末候3等分したもの。

それぞれの季節に応じた自然や動物の様子を表現する言葉がユニークで、私は七十二候を知ってからは季節の言葉を調べるのが楽しみになりました。

 

例えば、立春初候は、

東風解凍(はるかぜこおりをとく)

まだこんなに寒いのに春?!と思いますが、この字をみると、風が少しずつ凍った水を解かし始めている様子が目に浮かび、あたたかな春が近づいてきているのを感じることができます。

 

薬膳と二十四節気

 

冒頭に書きましたように、「旬の物を食べるだけ」の【なんちゃって薬膳】、今は何が旬かな、などと調べるうちに、季節のことがキニなってまいりました。

 

漢方には季節に合った過ごし方や養生法がありますが、季節にはそれぞれ特徴的な気があり、それが強すぎると「邪」となり体調を崩す原因にもなると言われていて、そうならないための養生法、つまり、予防医学的な考えを含んでいます。

 

二十四節気七十二候で季節のことを把握すると、より薬膳がわかりやすくなりました。

 

ちなみに、春は【肝】、夏は【心】、秋は【肺】、冬は【腎】、それぞれの季節の変わり目である土用は【脾】がオーバーワークになりやすいので養生しましょうと言われています。

 

春捂秋冻「春は厚着して秋は薄着する」

 

2024年2月4日は立春。

暦の上では春を迎えます。

 

とはいえ、今日から春ですから!とパッキリ暖かくなるワケもなく。

 

中国のことわざで、春捂秋冻(Chūn wǔ qiū dòng)

というものがあるそうです。

 

日本語にすると「春は厚着して秋は薄着する」となるらしく、意味は、春になったからといっていきなり薄着になると風邪をひく、秋は冬の寒さに備えて体を慣らすために薄着をする、つまり、徐々に、少しずつ慣らすことが大事といったことのようです。

 

立春を迎えると知ることは、近づいた春を意識し、少しずつ準備をしていくことができます。

 

春の養生

 

冬の間、人間の体も冬仕様で代謝が落ちたり、動きが鈍っていましたが、春になると冬の間に溜まったものを排出しようとし始めるそうです。

 

毎日の解毒は肝臓が行っていますが、それに加えて冬に溜まった分ともなると、肝臓がフル稼働の状態に。

 

機械で例えられてすごくわかりやすかったのですが、機械がフル稼働が続けば熱を持つように、肝臓も熱を持ち、弱りやすくなる━

 

ということで、春は【肝】の養生がすすめられています。

【肝】とは、肝臓そのものだけでなく、自律神経の働きなども含みますが、ここではわかりやすいようにざっくりまとめました。

 

また、冬の間は早く寝て遅く起きるのが養生法とされていますが、春はいつも通りの時間に寝て少し早く起きることが養生法とされています。

 

散歩や深呼吸、そして服装も気持ちも髪も?縛らず、ゆったり、のびのび過ごすのも養生だそうです。

 

春は緑の食材と酸味のあるものを

 

こちらの記事↓にも書きましたが、木火土金水を基本要素とする陰陽五行では春は木。

 

春は木=緑が盛んになる時季です。

薬膳では、緑色の食材を摂ることが【肝】の養生につながるとされています。

 

まだ寒い2月には、冬が旬のほうれん草ブロッコリーが手に入りやすいと思います。

 

名前に「春」がつく春菊は香りも強く、自律神経への効果が期待できますので、こちらも【肝】の養生にもってこいの食材。

 

ニラニンニクの芽パセリセロリ、なども。

 

酸味は、かんきつ類などの果物でも摂れますし、酢の物でももちろんOK

 

「ばっかり食べ」でも問題ないとは言われていますが、過ぎればなんとやら、ほどほどが大事。中庸(バランスが取れている)というのも薬膳の考え方です。

 

ほどほどの目安ですが、「おいしい」と思って食べていたものがおいしくなくなる、それほど食べたいと思わないときというのが体からの合図。

 

つまり、体が欲しているので「食べたい」「おいしい」と思い、その栄養が補われたから必要ない=「もういらない」というセンサーが働く。

 

体が正常な状態であればこのセンサーが働くので、ほどほどに取り入れることができます。

 

何かを食べすぎる、求めすぎる傾向にあるときは、自身の体や心をしっかり観察すべきかもしれません。

 

 

春は風邪(ふうじゃ)対策

 

先述した通り、季節にはそれぞれ特徴的な気があり、春の特徴は風の気。

春一番など、風が強いことが多くなる時季で、風にのってウイルスや細菌、花粉やほこりなどが運ばれてくる、それらが「邪」となる━「風」による「邪」で、風邪、というワケです。

 

くしゃみ、鼻水はそれらの影響もあり、体のエネルギー=氣も上に上りやすくなる時季なので、香りの強い野菜で氣の巡りをよくしたり、外から戻ったら手洗い、うがい、鼻や目の洗浄をする、といった対策も。

 

デトックスも大事で、春になると山菜など、苦みやアクの強いものがスーパーマーケットなどにも出てきますが、苦みやアクのつよいものは、体内のアクを出すともいわれています。

 

2月はまだまだ寒いですが、風邪対策の厚着をして、少しずつ春に体を慣らしていこうと思います。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました♪

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